●過去10年以上にわたりサプリメントの形でのビタミン、ミネラルの補充が自閉症の症状を改善するという保護者や専門家からの報告が多くなされています。
● もっとも広く使われているものはビタミンB群とマグネシウムで、18件におよぶ研究においてほぼ半数の人が、行動上の問題の減少、アイコンタクトの改善、注意力の向上、学習能力の向上などで改善をしめています。
●他にも、ビタミンC、Cod Liver オイル(タラの肝油)、複合ビタミン/ミネラルなどのサプリメントの研究がなされ、症状の改善を示す報告が行われています。
● 特定の食物にたいする拒絶反応やアレルギーが様々な行動上の問題を助長すると考えられ、それら食物を食事から取り除く事により行動に大きな変化が現れたケースが多くの保護者や専門家から報告されています。
● 小麦、カラス麦、ライ麦に含まれるタンパク質「グルテン」と乳製品に含まれるタンパク質「カゼイン」は自閉症をもつ人の体内で完全に分解されず、結果として体内に吸収されるペプチドが脳の機能に影響をあたえている可能性が指摘されています。
● 現時点ではこれらの成分を日常の食事から取り除く(GFCFダイエット)ことによってのみ「グルテン」と「カゼイン」の不完全分解による脳への更なるダメージを防ぐことができると考えられています。
●GFCFダイエットの実施にあたっては禁断症状も予想されるので、専門家のアドバイスを受けながら徐々に行うことが重要です。
●一部には腸内の酵母の異常増殖が腸に微細な穴をあけ、結果として自閉症の症状を助長するという仮設をもつ研究者がいます。
●小腸でつくられるホルモン、セレクチンにも自閉症の症状を改善する働きがあることが考えられていますが、複数の実験結果は一定ではなく、また繰り返して投与した場合の安全性も確認されていません。
●全ての専門家が上記の療法の効果や化学的裏付けに同意している訳でありません。
●ビタミン/ミネラルのサプリメントとしての補充、食餌療法の実施に際しては、必ず自閉症の治療に詳しい医師や専門家と相談をすることが重要です。

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